SES1年目で「辞めたい」と感じているあなたへ
「入社してまだ1年も経っていないのに、もう辞めたい」
毎朝、客先に向かう電車の中で憂鬱な気持ちになる。配属された現場では雑用ばかりで、エンジニアとしてのスキルが身についている実感がない。相談できる先輩もおらず、孤独を感じている。
もしあなたがこのような状況にいるなら、この記事はまさにあなたのために書きました。
SES1年目で辞めたいと感じることは「甘え」ではありません。今すぐ辞めるべき危険な会社の特徴に当てはまるなら早期の行動が必要ですが、そうでない場合は現場異動や相談で状況が改善する可能性もあります。まずは自分の状況が「今すぐ辞めるべきケース」なのか「もう少し様子を見るべきケース」なのかを、この記事のチェックリストで確認してみてください。
この記事では、SES1年目で辞めたくなる本当の理由から、辞めるべきかの判断基準、会社と直接話さずに辞める方法、そして転職を成功させる具体的な手順まで、あなたが次の一歩を踏み出すために必要な情報をすべてお伝えします。
SES1年目で「辞めたい」と感じるのは甘えではない
まず最初にお伝えしたいのは、SES1年目で辞めたいと感じることは珍しいことではないということです。
厚生労働省が公表している「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」によると、就職後3年以内の離職率は新規大学卒就職者で33.8%、新規高卒就職者で37.9%となっています。産業別に見ても、情報通信業は他業種と比べて離職率が相対的に高い傾向にあることが知られています。
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」
厚生労働省の統計は「情報通信業」全体の離職率であり、SESという業態単独の公的統計は現時点で存在しません。あくまで参考値としてご覧ください。SES業界特有の離職率の高さについては、下記の関連記事でより詳しく解説しています。
特にSES業界は、IT業界の中でも離職率が高い傾向にあります。その背景には、SES特有のビジネスモデルと労働環境が関係しています。
SES(システムエンジニアリングサービス)は、エンジニアを客先に常駐させることで収益を得るビジネスモデルです。このモデルでは、エンジニアの「稼働率」が重視されるため、スキルアップよりも「とにかく現場に出す」ことが優先されがちです。
その結果、未経験者や経験の浅いエンジニアが、十分な教育を受けないまま現場に送り込まれ、孤立感やスキル不足に悩むケースが多発しています。多重下請け構造が深い現場ほどこの傾向は強くなります。
自分の現場が多重下請けの何次請けにあたるのか気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
あなたが「辞めたい」と感じているのは、あなた自身の問題ではなく、SES業界の構造的な問題に起因している可能性が高いのです。
SES1年目が辞めたくなる7つの理由
SES1年目のエンジニアが辞めたいと感じる理由は、大きく7つに分類できます。あなたがどの理由に当てはまるかを確認してみてください。
理由1:スキルが身につかない現場に配属された
SES1年目で最も多い悩みが「スキルが身につかない」というものです。
具体的には、テスト業務やドキュメント作成、データ入力といった単純作業ばかりを任され、プログラミングやシステム設計といったエンジニアとしてのコアスキルを習得する機会がないというケースです。
SES企業の中には、「まずは現場経験を積むことが大切」という名目で、実際にはスキルアップにつながらない案件にエンジニアを配属することがあります。これは、単価の低い案件でも稼働率を維持したいという企業側の都合によるものです。
理由2:客先で孤立している
SESの特性上、自社の同僚ではなく、客先の社員と一緒に働くことになります。しかし、客先にとってSESエンジニアは「外部の人間」であり、情報共有やコミュニケーションから除外されることも珍しくありません。
ランチに誘われない、重要な会議に参加できない、雑談の輪に入れないといった小さな疎外感が積み重なり、精神的な負担になっていきます。すでに心身への影響を感じている方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
客先常駐でメンタルきつい人へ|7つの理由と10の対処法【完全版】
理由3:自社との関係が希薄
客先常駐が基本のSESでは、自社のオフィスに出社する機会がほとんどありません。その結果、自社の上司や同僚との関係が築けず、帰属意識が薄れていきます。
困ったときに相談できる相手がいない、自分のキャリアについて話し合える人がいないという状況は、特に1年目のエンジニアにとって大きなストレス要因となります。「辞めたい」と思っても自社の営業や上司にどう伝えればいいか分からず、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
退職を言い出せないエンジニアへ|罪悪感と「怖い」を乗り越える考え方と最初の一歩
理由4:給与が低い・上がる見込みがない
SES業界は多重下請け構造になっていることが多く、エンジニアに支払われる給与は、クライアントが支払う金額の一部に過ぎません。
一般的に、SESエンジニアの給与は客先に請求する単価の50〜60%程度とされています。残りは中間マージンとして、元請け企業やSES企業の利益になります。この構造では、どれだけスキルアップしても給与が大幅に上がることは期待しにくいのが現実です。
理由5:案件ガチャで外れを引いた
SESでは、どの現場に配属されるかは運の要素が大きく、いわゆる「案件ガチャ」と呼ばれています。
希望とは異なる技術領域の案件、通勤に2時間かかる現場、パワハラ気質の客先担当者など、自分ではコントロールできない要因によって、働く環境が大きく左右されます。案件ガチャで外れを引いてしまった場合の具体的な対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
SES案件ガチャで外れを引いた時の対処法5選|脱却方法も徹底解説
理由6:将来のキャリアが見えない
「このままSESを続けていて、5年後、10年後にどうなっているのだろう」という不安は、多くのSESエンジニアが抱えています。
SESでは、特定の技術を深く習得するよりも、様々な現場を転々とすることが多いため、専門性が身につきにくいという問題があります。また、マネジメント経験を積む機会も限られるため、キャリアアップの道筋が見えにくいのです。
理由7:研修・教育体制が不十分
SES企業の中には、入社後の研修がほとんどなく、いきなり現場に配属されるケースがあります。
経済産業省がIPAと連携して公表している調査では、IT人材の育成・教育は業界全体の課題として指摘されており、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると推計されています。特にSES企業では、教育にコストをかけるよりも、早く現場に出して稼働させることを優先する傾向があります。
今すぐ辞めるべき危険なSES企業の特徴
「辞めたい」という気持ちがあっても、「本当に辞めていいのか」と迷うのは当然のことです。ここでは、すぐに転職を検討すべき危険なSES企業の特徴を解説します。
以下の特徴に複数当てはまる場合は、早めに転職活動を始めることをおすすめします。より詳しい見分け方は以下の記事も参考にしてください。
エンジニア転職でブラック企業を回避する方法|求人票・面接で見抜く10のチェックポイント【2026年最新】
特徴1:違法な労働環境
以下に一つでも当てはまる場合、労働基準法違反の可能性があります。我慢して働き続ける必要はありません。
- 残業代が支払われない(サービス残業の強要)
- 36協定を超える長時間労働が常態化している
- 有給休暇を取得させてもらえない
- 社会保険に加入させてもらえない
これらは労働基準法違反であり、我慢して働き続ける必要はありません。労働基準監督署への相談も視野に入れつつ、速やかに転職活動を進めましょう。未払い残業代がある場合の対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
未払い残業代があるエンジニアは退職代行を使える?請求前に確認すべき証拠と相談先
特徴2:偽装請負・二重派遣の疑い
SES契約は「準委任契約」であり、客先からの直接的な指揮命令は本来受けないはずです。しかし、実態として客先の社員から直接指示を受けている場合、偽装請負に該当する可能性があります。
SES契約から別のSES企業を経由して現場に配属されているというだけでは、必ずしも違法な二重派遣に該当するわけではありません。違法性の有無は「実際に誰が指揮命令を行っているか」によって判断されます。契約形態と実態が食い違っている場合は、二重派遣・偽装請負の疑いがあるため、早めに確認することをおすすめします。
自分の働き方が偽装請負・二重派遣に当たるのか不安な方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
偽装請負・二重派遣が不安なSESエンジニアへ|違和感を覚えた時の退職判断
特徴3:ハラスメントが放置されている
客先でパワハラやセクハラを受けているにもかかわらず、自社に相談しても対応してもらえない場合は、その企業に留まる価値はありません。
SES企業には、エンジニアを守る義務があります。その義務を果たさない企業は、あなたのキャリアを預けるに値しません。ハラスメントを理由に退職を検討している方は、以下の記事で法的知識とあわせて対処法を確認してください。
エンジニアがパワハラ・セクハラで辞めたい時の対処法|法的知識と退職代行・転職エージェントの選び方【2026年最新】
特徴4:待機期間中の扱いが不当
案件と案件の間の待機期間中に、給与を減額される、自己都合退職を迫られるといったケースも問題です。
待機期間中であっても、雇用契約が続いている限り、給与は支払われるべきです。これを理由に不当な扱いを受けている場合は、転職を検討しましょう。自社待機中の退職について不安がある方は、以下の記事もご覧ください。
自社待機中に辞めたいSESエンジニアへ|案件待機中の退職は不利になる?
心身に不調が出ている場合は最優先で対処を
不眠、食欲不振、慢性的な疲労感、出社前の吐き気など、心身に明らかな不調が出ている場合は、キャリアよりも健康を最優先してください。必要に応じて、心療内科やメンタルクリニックの受診も検討しましょう。休職と退職どちらを選ぶべきか迷う場合は、以下の記事が参考になります。
会社と直接話さずに辞める方法|退職代行という選択肢
「今すぐ辞めるべき」と分かっていても、上司が怖い、引き止められそうで言い出せない、会社と直接やり取りしたくないという理由で、行動に踏み出せない方は少なくありません。そうした場合、退職代行サービスを使うことで、会社と一切話さずに退職できます。
退職代行には大きく3つのタイプがあり、あなたの状況によって向いているサービスが異なります。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 辞スル(労働組合型+弁護士監修) | 会社と直接やり取りせずに退職を進められる。退職日・有給消化などの交渉に対応できる場合がある。LINE相談に対応。 | 上司が怖い/引き止められそう/会社と直接話したくない人 | 未払い賃金や損害賠償など複雑な法的トラブルがある場合は弁護士型の検討も |
| 即ヤメ(労働組合型) | 後払いに対応しており、今すぐ相談したい人向け。手元にお金がなくても利用しやすい。 | お金が不安/今すぐ会社に行きたくない人 | 法的トラブルの交渉が必要な場合は弁護士型を検討 |
| 弁護士法人ガイアの退職代行 | 弁護士が対応するため、未払い賃金・損害賠償・パワハラなど法的トラブルの交渉まで任せられる。 | 会社と揉めている/損害賠償を言われている/未払い残業代がある人 | 労働組合型よりも料金が高めになる傾向 |
退職代行の仕組みや、労働組合型・弁護士型・民間業者型の違いをより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
退職代行は違法じゃない?弁護士・労働組合・民間の違いと失敗しない選び方【エンジニア向け】
また、SES特有の「客先常駐・引き止め・損害賠償」への不安については、以下の記事でより詳しく解説しています。
SESを退職代行で辞める方法|客先常駐・引き止め・損害賠償の不安を解説
上司が怖い、引き止められそうで言えない…そんな時は退職代行に相談してみませんか?
辞スルなら労働組合型+弁護士監修で、退職日や有給消化の交渉に対応できる場合があります。LINEで気軽に相談でき、会社と一度も話さずに退職を進められます。
まずは無料相談で状況を整理してみる
※相談だけでも可能です。無理に契約を勧められることはありません。
「手元のお金が不安」「今すぐ会社に行きたくない」という方には、後払いに対応した即ヤメも選択肢になります。
手元のお金が不安な方へ
即ヤメは後払い対応の労働組合型サービスです。今すぐ相談したい、でも費用が心配…という方でも利用しやすい設計になっています。
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一方で、未払い賃金や損害賠償など、すでに会社と法的なトラブルになっている場合は、労働組合型では対応できる範囲に限りがあります。そうしたケースでは、弁護士型のサービスを検討しましょう。
未払い賃金・損害賠償など法的トラブルがある方へ
「辞めたら損害賠償を請求する」と言われた、未払いの残業代がある、パワハラで会社と揉めている――このような法的トラブルがある場合は、弁護士法人ガイアの退職代行のような弁護士型サービスも選択肢になります。
弁護士法人ガイアの無料相談はこちら
もう少し続けた方がいいケースの判断基準
一方で、すべてのケースで「今すぐ辞めるべき」とは限りません。もう少し続けることで状況が改善する可能性があるケースもあります。
ケース1:現場が変われば解決する問題
辞めたい理由が「今の現場」に起因している場合、現場異動で解決する可能性があります。
まずは自社の営業担当や上司に相談し、現場の変更を依頼してみましょう。SES企業によっては、エンジニアの希望を聞いて現場を調整してくれるところもあります。優良なSES企業の見分け方は、以下の記事で詳しく解説しています。
SESの現場ガチャはなぜ起こる?優良SESの見抜き方と自社開発への転職手順
ケース2:入社から半年未満の場合
入社から半年未満で転職すると、次の転職活動で「すぐに辞める人」という印象を持たれるリスクがあります。
もちろん、前述の「今すぐ辞めるべきケース」に該当する場合は別ですが、そうでなければ、最低でも半年〜1年は続けることで、転職活動がスムーズになる可能性があります。試用期間中の退職について気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
試用期間中に退職したいエンジニアへ|入社してすぐ辞めたいときの正しい進め方
ケース3:明確な転職先のビジョンがない場合
「とにかく今の会社を辞めたい」という気持ちだけで転職すると、次の会社でも同じ問題に直面する可能性があります。
辞めたい理由を明確にし、次にどのような環境で働きたいかを具体的にイメージしてから転職活動を始めることで、ミスマッチを防げます。
- 現場異動で解決する可能性があるか?
- 自社に相談できる人はいるか?
- 心身の健康は保たれているか?
- 次にやりたいことが明確か?
- 最低限のスキル(1年程度の実務経験)は身についているか?
上記のうち3つ以上「いいえ」の場合は、転職を本格的に検討することをおすすめします。
SES1年目で辞める場合のキャリアへの影響
「1年目で辞めたら、今後のキャリアに傷がつくのでは」という不安は、多くの方が抱えています。ここでは、1年目で辞めることのリアルな影響について、本音でお伝えします。
正直なデメリット
1年目での転職には、以下のようなデメリットがあることは事実です。
まず、転職活動において「なぜ1年で辞めたのか」は必ず聞かれます。この質問に対して、前職の悪口を言ったり、曖昧な回答をしたりすると、マイナス評価につながります。
また、実務経験が1年未満の場合、応募できる求人が限られることもあります。特に、即戦力を求める企業では、経験年数がネックになることがあります。転職活動でブランク期間ができることを避けたい方は、以下の記事も参考にしてください。
転職でブランクは不利?エンジニアが空白期間を作らない辞め方と面接での説明のコツ【何ヶ月までOK?】
意外と大丈夫な理由
一方で、IT業界は慢性的な人手不足であり、1年目の転職が致命的なハンデになることは少ないです。
経済産業省とIPAが公表している調査では、IT人材の不足は年々深刻化しており、2030年には最大で約79万人が不足すると推計されています。人手不足を背景に、企業は若手エンジニアの採用に積極的な姿勢を見せています。
特に以下の条件を満たしていれば、1年目でも転職は十分に可能です。
- 基本的なプログラミングスキルがある(独学でもOK)
- 転職理由を前向きに説明できる
- 次のキャリアビジョンが明確
- IT業界で働き続ける意欲がある
入社3ヶ月〜1年での早期離職から転職を成功させた事例については、以下の記事も参考になります。
「ITエンジニア転職に失敗した…」入社3ヶ月で辞めたいと思った時の処方箋。短期離職を繰り返さないための原因分析と「次」の成功戦略
転職理由の伝え方
1年目での転職を成功させるカギは、転職理由の伝え方にあります。
NG例:「客先常駐が嫌だった」「スキルが身につかなかった」「上司と合わなかった」
OK例:「より専門性を高められる環境で、腰を据えて技術を磨きたいと考えました」「チーム開発の経験を積み、将来的にはリードエンジニアを目指したいと思っています」「自社サービスの開発に携わることで、ユーザーに価値を届ける実感を得たいです」
ポイントは、前職の批判ではなく、次のキャリアへの前向きな意欲を伝えることです。面接での退職理由の答え方は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
面接で「前職の退職理由」をどう答える?エンジニアの好印象フレーム
SES1年目からの転職先5つの選択肢
SES1年目から転職する場合、どのような選択肢があるのでしょうか。ここでは、現実的な5つの転職先を紹介します。
選択肢1:自社開発企業
自社でWebサービスやアプリを開発・運営している企業です。
メリットとしては、一つのプロダクトに長期的に関わることで専門性が身につくこと、ユーザーからのフィードバックを直接受けられること、チーム開発の経験が積めることが挙げられます。
一方で、未経験や経験1年未満での転職はハードルが高い傾向にあります。ポートフォリオの作成や、技術力をアピールできる準備が必要です。自社開発企業への転職戦略は、以下の記事で詳しく解説しています。
SESから自社開発エンジニアへの転職徹底解説|成功率を3倍にする戦略
選択肢2:受託開発企業(優良SIer)
クライアントから開発案件を受注し、自社内で開発を行う企業です。
SESとの違いは、自社内で開発を行うため、チームとしての一体感があること、一つのプロジェクトに深く関われることです。
大手SIerや優良な中堅SIerであれば、教育体制も整っており、SES1年目からのステップアップ先として現実的な選択肢です。SIerとSESの違いをより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
SIerとSESの違いを徹底比較|年収・働き方・どっちを選ぶべきか【2026年版】
選択肢3:社内SE
一般企業の情報システム部門で、社内のITインフラやシステムを管理・運用する職種です。
開発よりも運用・保守がメインになることが多いですが、ワークライフバランスが取りやすく、一つの会社に腰を据えて働けるというメリットがあります。
SESで培った現場経験は、社内SEとしてベンダーコントロールを行う際に活かせます。社内SEへの転職を検討している方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
社内SE転職ナビで客先常駐から卒業!定着率96.5%の理由と年収アップの実現方法
選択肢4:別のSES企業(優良SES)
すべてのSES企業が悪いわけではありません。エンジニアのキャリアを重視し、希望に沿った案件を紹介してくれる優良なSES企業も存在します。
優良SESの見分け方としては、エンジニアの希望を聞いて案件を選定してくれること、教育・研修制度が充実していること、待機期間中も給与が満額支給されること、単価や案件情報を開示していることなどが挙げられます。
選択肢5:フリーランスエンジニア
1年目でフリーランスになることは一般的にはおすすめしませんが、選択肢として知っておくことは大切です。
フリーランスになるためには、最低でも2〜3年の実務経験と、自分で案件を獲得できるスキル・人脈が必要です。将来的な選択肢として視野に入れつつ、まずは正社員として経験を積むことをおすすめします。将来的にフリーランスを目指す場合の考え方は、以下の記事も参考になります。
SESから高単価フリーランスへ|基礎から学び直して月収100万円を実現する方法
SES1年目で転職を成功させる具体的な手順
ここからは、SES1年目から転職を成功させるための具体的な手順を解説します。
ステップ1:転職理由と希望条件を整理する
まずは、なぜ転職したいのか、次の会社に何を求めるのかを明確にしましょう。今の会社を辞めたい理由(複数ある場合は優先順位をつける)、次の会社に求める条件(技術領域、働き方、年収、勤務地など)、3年後・5年後にどうなっていたいか(キャリアビジョン)、譲れない条件と妥協できる条件を書き出しておくと、その後のエージェント面談や面接がスムーズになります。
ステップ2:スキルの棚卸しをする
1年目でも、何かしらのスキルや経験は身についているはずです。使用した言語・フレームワーク・ツール、担当した業務内容、チームでの役割、工夫したこと・成果を出したことなどを具体的に書き出しましょう。たとえテスト業務がメインだったとしても、「テスト設計の経験」「バグ報告の経験」「品質管理の視点」など、アピールできるポイントはあります。職務経歴書の書き方は以下の記事で詳しく解説しています。
ステップ3:ポートフォリオを作成する
自社開発企業を目指す場合は、ポートフォリオ(自主制作物)があると有利です。業務で触れた技術を使って、簡単なWebアプリやツールを作成してみましょう。完璧なものでなくても、「自分で学び、手を動かす姿勢」をアピールできます。GitHubにコードを公開し、READMEで概要や技術スタックを説明できるようにしておくと良いでしょう。
ステップ4:転職エージェントに登録する
1年目での転職は、一人で進めるよりも、転職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。IT業界に特化した転職エージェントであれば、SES経験者の転職事情に詳しく、適切な求人を紹介してもらえます。また、職務経歴書の添削や面接対策など、転職活動全般のサポートを受けられます。
ステップ5:面接対策を行う
1年目での転職では、「なぜ1年で辞めるのか」「次は長く働けるのか」という点を必ず確認されます。これらの質問に対して、前向きかつ具体的に回答できるよう準備しておきましょう。面接で評価される逆質問の例は、以下の記事も参考にしてください。
SES経験を活かせる転職エージェント
SES1年目からの転職を成功させるためには、IT業界に特化した転職エージェントの活用が効果的です。ここでは、SES経験者におすすめのエージェントを紹介します。
\ SESから自社開発・受託開発への転職なら /
クラウドリンク
クラウドリンクは、SESから自社開発企業への転職を目指すエンジニアに特化した転職エージェントです。客先常駐から抜け出したい、自社でじっくり開発に取り組みたいという方に最適なサービスです。
審査を通過した優良企業のみを紹介しているため、転職後のミスマッチが少ないのが特徴です。また、年収アップ率も高く、SES時代よりも好条件での転職を実現している方が多数います。
1年目でも相談可能で、キャリアアドバイザーがあなたの経験やスキルに合った求人を提案してくれます。利用者の口コミが気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
\ 安定した社内SEを目指すなら /
社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビは、その名の通り社内SE・情報システム部門の求人に特化した転職エージェントです。
客先常駐ではなく、一つの会社に腰を据えて働きたい方に最適です。SESで培った現場経験は、社内SEとしてベンダーとのやり取りや、システム導入プロジェクトで活かすことができます。
残業が少なく、ワークライフバランスを重視した求人が多いのも特徴です。
\ IT業界でキャリアアップを目指すなら /
キッカケエージェント
キッカケエージェントは、ITエンジニアのキャリア支援に特化した転職エージェントです。
SESからのキャリアチェンジはもちろん、より専門性の高いポジションへのキャリアアップも支援しています。
エンジニア経験のあるキャリアアドバイザーが在籍しているため、技術的な相談もしやすく、あなたのスキルや経験を正しく評価した上で、最適な求人を提案してくれます。
転職エージェントは複数登録がおすすめ
転職エージェントによって保有している求人や得意分野が異なります。2〜3社に登録して比較検討することで、より多くの選択肢から自分に合った求人を見つけることができます。すべて無料で利用できるので、まずは気軽に相談してみましょう。エージェントとの上手な付き合い方は、以下の記事も参考になります。
よくある質問
SES1年目で辞めるのは「逃げ」ですか?
いいえ、逃げではありません。自分のキャリアを主体的に考え、より良い環境を求めることは、むしろ積極的な行動です。ただし、「何から逃げたいのか」「次に何を求めるのか」を明確にしないまま転職すると、同じ問題に直面する可能性があります。転職理由と次のキャリアビジョンを整理した上で行動しましょう。
1年未満で辞めると、次の転職で不利になりますか?
多少のハードルはありますが、IT業界は人手不足のため、致命的な不利にはなりません。重要なのは、転職理由を前向きに説明できること、次のキャリアビジョンが明確であること、基本的なスキルや学習意欲をアピールできることです。転職エージェントのサポートを受けることで、1年未満でも転職を成功させている方は多くいます。
辞める前にやっておくべきことはありますか?
転職先を決めてから退職することをおすすめします。在職中に転職活動を行うことで、収入が途切れるリスクを避けられます。また、有給休暇の残日数を確認し、消化できるよう計画を立てましょう。退職の意思を伝えるタイミングは、転職先の内定を得てからが理想的です。
退職を引き止められた場合はどうすればいいですか?
退職は労働者の権利であり、会社は引き止めることはできても、拒否することはできません。民法627条では、期間の定めのない雇用契約の場合、2週間前に退職の意思を伝えれば退職できると定められています。引き止めがしつこい場合や、会社と直接話すのが難しい場合は、辞スルのような労働組合型+弁護士監修の退職代行サービスを使えば、会社と一度も話さずに退職を進められます。まずは無料相談で状況を整理してみることをおすすめします。詳しくは以下の記事も参考にしてください。
会社が退職を認めない・退職届を受理しないときの辞め方【民法627条で辞められます】
退職代行を使ったことは、次の転職に影響しますか?
基本的に、退職代行を使ったこと自体が次の転職の選考に影響することはほとんどありません。企業側が退職代行の利用を知る手段は限られており、面接で聞かれた場合も「円満に退職手続きを進めるためにサービスを利用した」と前向きに説明すれば問題ありません。詳しい対処法は以下の記事で解説しています。
退職代行を使ったことは転職でバレる?選考への影響と正しい対処法を解説
まとめ:SES1年目で辞めたいなら、まず行動を起こそう
この記事では、SES1年目で辞めたいと感じている方に向けて、辞めたくなる理由、辞めるべきかの判断基準、会社と直接話さずに辞める方法、そして転職を成功させる具体的な手順を解説しました。
SES1年目で辞めたいと感じるのは甘えではなく、業界構造に起因する問題であることが多いです。違法な労働環境やハラスメントがある場合は、すぐに転職・退職代行の利用を検討すべきです。1年目での転職は不利になることもありますが、IT業界の人手不足もあり、致命的ではありません。転職を成功させるためには、転職理由の整理、スキルの棚卸し、IT特化の転職エージェントの活用が重要です。
大切なのは、「辞めたい」という気持ちを無視せず、自分のキャリアと向き合うことです。
今の環境に不満があるなら、まずは転職エージェントや退職代行の無料相談に相談してみることをおすすめします。相談したからといって、すぐに転職・退職しなければならないわけではありません。自分の市場価値を知り、どのような選択肢があるのかを把握するだけでも、気持ちが楽になることがあります。
あなたのキャリアは、あなた自身が選ぶものです。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
今の職場を辞めるべきか迷ったら、まずは市場価値を確認してみましょう
転職するかどうかを決める前でも、今のスキルで狙える求人や年収相場を知ることで、判断材料が増えます。SES経験を活かした自社開発・受託開発への転職支援に強いクラウドリンクなら、1年目からでも相談可能です。
クラウドリンクに無料相談する
※相談したからといって、必ず転職する必要はありません。

