セキュリティエンジニアは需要が拡大している職種ですが、「未経験でもすぐに年収700万円」という話は実態とズレがあります。まずはSOCアナリストなど間口の広い職種からキャリアを始め、資格と実務経験を積みながら段階的に年収を上げていくのが現実的な王道ルートです。この記事では、最新のデータに基づいた需要・年収の実態と、未経験から挑戦する際に事前に知っておきたい注意点、具体的な学習・転職ロードマップまでを解説します。
「毎日のようにサイバー攻撃のニュースを見るけど、自分も守る側として働けないか」「AIやIoTの普及で、セキュリティの重要性がさらに高まっているはず」——そう考えているなら、その直感は間違っていません。サイバー攻撃は年々巧妙化し、企業のセキュリティ投資も拡大を続けています。一方で、「未経験からでも年収700万円を狙える」といった話を鵜呑みにしてしまうと、転職後にギャップを感じて後悔することにもつながります。この記事では、公的機関の調査データをもとにした需要・年収の実態と、未経験からセキュリティエンジニアを目指す上で知っておくべき現実、そして具体的な学習・転職のロードマップを解説していきます。
なぜ今、セキュリティエンジニアの需要が高まっているのか
日本のサイバーセキュリティ市場の現状
セキュリティ人材の不足については、経済産業省が2016年に発表した調査で「2020年時点で約19.3万人が不足する」という推計が示され、これが長年「セキュリティ人材20万人不足」という表現で引用されてきました。しかし、これはあくまで2016年時点の将来予測であり、実態と合わないという指摘も業界内から出ていました。2025年5月に経済産業省が発表した最新の検討会資料では、民間調査に基づき「国内で約11万人不足している」という数値が示されています。調査によって前提や算出方法が異なるため数値に幅がありますが、いずれにしても人材不足の状態が続いていることは間違いありません。
統計データは調査主体・調査年によって数値が大きく異なります。本記事では2025年時点で確認できる最新の公的データを基準にしていますが、応募先企業を検討する際は、各企業の求人情報や最新の統計を必ず公式ソースで確認するようにしてください。
サイバー攻撃による被害についても、警察庁の統計では2024年通年の法人被害額が約11億2,600万円、2025年上半期だけで約22億7,500万円と、すでに前年通年を上回るペースで増加しています。またIPA(情報処理推進機構)が毎年発表する「情報セキュリティ10大脅威」では、2025年版でもランサム攻撃による被害やサプライチェーンを狙った攻撃が上位に挙げられており、脅威そのものが年々多様化・高度化していることは各種の公的データからも確認できます。
セキュリティ人材が不足する3つの構造的理由
- 攻撃の高度化・多様化:AIを使った攻撃、サプライチェーン攻撃、ゼロデイ攻撃など、対応すべき脅威の種類が急速に増えています。
- 守るべき対象の爆発的増加:クラウド、IoT、リモートワーク環境など、企業が守るべきIT資産の範囲が年々広がっています。
- 育成に時間がかかる:幅広い知識と実践経験が求められるため、一人前になるまでに数年単位の時間が必要とされる職種です。
このような背景から、企業側は経験者だけでなく、育成前提で未経験者を採用するケースも増えています。ただし「需要が高い=誰でも簡単に転職できる」わけではない点には注意が必要です。IT業界全体の転職動向については、未経験エンジニア転職の需要についてでも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
セキュリティエンジニアの年収相場|未経験・経験者・職種別に解説
結論として、未経験からの転職直後にいきなり年収700万円に届くケースは一般的ではありません。複数の転職サービスの集計データでは、セキュリティエンジニア全体の平均年収は450万〜600万円程度が中心レンジとされており、年代や役職が上がるにつれて700万〜1,000万円超を狙える、という段階的なキャリアパスが実態に近い姿です。まずは職種ごとの違いを理解した上で、自分がどのルートを目指すのかを考えることが重要です。
| 職種 | 主な業務 | 年収レンジの目安 | 未経験からの難易度 |
|---|---|---|---|
| SOCアナリスト | 24時間365日の監視、ログ分析 | 400万〜700万円 | ★☆☆☆☆(最も入りやすい) |
| CSIRT要員 | インシデント対応、復旧支援 | 500万〜900万円 | ★★☆☆☆ |
| 脆弱性診断士 | Webアプリ・ネットワークの診断 | 550万〜1,000万円 | ★★★☆☆ |
| ペンテスター | 疑似攻撃による侵入テスト | 700万〜1,500万円 | ★★★★☆ |
| セキュリティコンサルタント | ポリシー策定、リスク評価 | 800万〜1,800万円 | ★★★★★ |
| フォレンジック | 証拠保全、攻撃経路の解析 | 650万〜1,200万円 | ★★★★☆ |
上記の年収レンジは各社の求人情報や転職サービスの公開データを参考にした目安です。企業規模や地域、経験年数によって幅があるため、実際の応募時には各求人票や転職エージェントに最新の相場を確認することをおすすめします。セキュリティ以外の職種の年収相場についてはエンジニア職種別の年収を公開|最新の年収相場とキャリアアップの方法も徹底解説でも詳しく紹介しています。
未経験者はSOCアナリストから始めるのが王道ルート
SOC(Security Operation Center)は、企業のセキュリティを24時間体制で監視する部署です。未経験者の多くがSOCアナリストとしてキャリアをスタートしており、その理由は主に次の5点にあります。
- 研修制度が充実している:大手SOCベンダーの多くが数ヶ月単位の研修プログラムを用意しています。
- マニュアル化された業務から始められる:最初はアラート対応など、手順書に沿った作業が中心です。
- 実践的なスキルが身につく:実際の攻撃ログを見ながら、攻撃手法を学べます。
- シフト制で学習時間を確保しやすい:夜勤明けなどの時間を資格学習に充てやすいというメリットがあります。
- キャリアパスが明確:SOC→CSIRT→脆弱性診断→ペンテスターという段階的なキャリアアップの道筋が見えやすい職種です。
未経験可のセキュリティ求人、実際にどれくらいあるか気になりませんか?
未経験からのSOCアナリスト求人は、非公開求人として出回っているケースも多く、自分で探すだけでは見つからないことがあります。エンジニア専門の転職エージェントに相談すれば、自分の経歴で狙える求人や面接対策のアドバイスを無料で受けられます。
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未経験からの転職で覚えておきたい3つの現実
セキュリティエンジニアは魅力の多い職種ですが、良い面だけを見て転職を決めると、入社後にギャップを感じやすい職種でもあります。事前に次の3点は理解しておきましょう。
1. SOC業務には夜勤・シフト制がある
24時間365日の監視が前提のため、多くのSOCでは夜勤やシフト制勤務が発生します。夜勤手当がつく一方で、生活リズムが崩れやすい点は覚悟しておく必要があります。
2. インシデント対応は責任とプレッシャーが大きい
実際に攻撃が発生した際は、迅速な判断と対応が求められます。ミスが許されない緊張感のある場面も多く、精神的な負荷が高い業務であることは事実です。
3. 「未経験可」求人はまだ限られている
需要が拡大している一方で、完全未経験からいきなり応募できる求人は職種・企業によって限られます。焦って学習不足のまま応募するより、資格取得と学習環境の構築を並行して進める方が結果的に近道になります。
こうした負荷が続くと、モチベーションの低下や燃え尽き症候群につながることもあります。エンジニア全体のメンタルケアについてはエンジニアの燃え尽き症候群(バーンアウト)対策|限界サインの見極め方と自己防衛の全手順、離職率の実態については【徹底解剖】エンジニアは本当に離職率が高いのか?理由と定着率UPの秘策も参考にしてみてください。
また、現職ですでに夜勤や過重労働が続いていて、転職活動をする前に今の会社との関係を整理したいという方もいるはずです。上司への引き止めが怖い、会社と直接やり取りしたくないという場合は、退職代行サービスも選択肢の一つです。
上司への相談や引き止めがつらいなら、退職代行という選択肢もあります
労働組合型・弁護士監修の退職代行サービスなら、退職日や有給消化などの交渉にも対応できる場合があります。LINEで気軽に相談できるので、まずは今の状況を整理するところから始めてみませんか。
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※法的トラブル(未払い賃金・損害賠償など)を抱えている場合は、弁護士型の退職代行を検討することもおすすめです。
退職代行サービス自体の仕組みや違法性が気になる方は、退職代行は違法じゃない?弁護士・労働組合・民間の違いと失敗しない選び方を、引き止めへの対応方法については退職を強く引き止められた時の対処法|人手不足・プロジェクト途中でも辞める断り方を参考にしてください。パワハラや未払い残業代など会社と揉めている事情がある場合は、エンジニア転職理由「ハラスメント」|後悔しないための企業選びと法的知識もあわせてご確認ください。
セキュリティ資格完全ガイド:戦略的な取得順序
セキュリティ分野は資格の重要性が高い業界です。段階的に取得することで、書類選考の通過率や年収アップにもつながります。
【初級】まず取るべき入門資格(未経験者向け)
- ITパスポート:難易度★☆☆☆☆、勉強時間の目安100時間、受験料7,500円。IT基礎知識の証明になります。
- 情報セキュリティマネジメント試験:難易度★★☆☆☆、勉強時間の目安200時間、受験料7,500円。セキュリティの基礎理解を証明できます。
- CompTIA Security+:難易度★★★☆☆、勉強時間の目安300時間、受験料は5万円前後。国際的に認知度が高い入門資格です。
【中級】実務レベルの専門資格
- 情報処理安全確保支援士(SC):国家資格で信頼性が高く、合格率は約20%程度とされています。更新制度があるため、取得後も継続的な学習が必要です。
- CompTIA CySA+:SOCアナリスト業務に直結する実践的な内容で、実務での評価につながりやすい資格です。
- GCIH(GIAC Certified Incident Handler):インシデント対応分野のグローバルスタンダードとされる資格ですが、受験料が研修込みで高額になる点は事前に確認しておきましょう。
【上級】スペシャリストの証となる資格
- CISSP:セキュリティマネジメント分野で評価の高い資格で、上級ポジションでの転職・昇進時に重視されることが多いです。
- OSCP+(旧OSCP):ペネトレーションテストの実技資格です。試験形式は改定されており、現在は実技試験が約23時間45分、その後24時間以内にレポートを提出する形式になっています。受験を検討する場合は、必ず提供元(OffSec)の公式サイトで最新の試験形式・料金を確認してください。
- CEH:倫理的ハッカーとしての知識を証明する認定資格です。
- CISA:情報システム監査人の資格で、監査法人系のキャリアで重視されます。
資格の受験料・試験範囲・合格率は変更されることがあります。受験を決める前に、各資格の運営団体(IPA、CompTIA、OffSec、ISC2など)の公式サイトで最新情報を必ず確認してください。エンジニア転職に役立つ資格全般についてはエンジニア転職に役立つ資格とは?業界別おすすめ資格と取得のメリットを徹底解説、IT系国家試験の難易度や勉強法はIT国家試験の難易度一覧|最短合格ロードマップと挫折しない勉強法でも紹介しています。
【実践編】未経験からSOCアナリストを目指す3ヶ月ロードマップ
ここでは、未経験から3ヶ月でSOCアナリストとしての転職活動を始められる状態を目指す学習モデルを紹介します。あくまで一つの目安であり、学習ペースは個人差があります。
1ヶ月目:基礎知識の習得
前半はTCP/IPやOSI参照モデルなどのネットワーク基礎、Linuxの基本コマンド、Windowsのイベントログの見方を学びます。後半はDoSやSQLインジェクションなどの攻撃手法の分類、暗号化技術の基礎、ファイアウォール・IDS/IPSの仕組みといったセキュリティの基礎知識を学習します。「情報セキュリティマネジメント試験」の参考書を一通り読み込むのがおすすめです。
2ヶ月目:実践スキルの習得
前半はログ分析とSIEMの基礎として、Splunkの無料版で練習しながらWindowsイベントログの重要IDを覚え、Webサーバーのアクセスログ分析にも触れます。後半はOWASP Top 10の理解を深めつつ、Kali Linux環境を構築してWiresharkでのパケット解析などを実際に手を動かしながら学びます。
3ヶ月目:資格取得と転職活動
前半はCompTIA Security+の過去問題集を繰り返し解き、模擬試験で安定して高得点が取れる状態を目指して本番受験します。後半はSOCベンダーの求人への応募、GitHubや個人ブログでのポートフォリオ作成、面接での想定問答づくりを進め、内定獲得と条件交渉に進みます。
- Linuxの基本コマンドを最低20個は自分で説明できる
- TCP/IPと主要な攻撃手法(DoS、SQLインジェクション、XSSなど)の概要を理解している
- Kali Linuxなどの学習環境を自分のPCに構築できている
- 取得したい資格と学習スケジュールが具体的に決まっている
- 職務経歴書・ポートフォリオの土台ができている
応募書類の作り方に不安がある方は未経験からエンジニア転職を成功させる履歴書・職務経歴書の作り方を、ポートフォリオの準備については採用率が高くなるポートフォリオの作り方や未経験エンジニア転職成功の秘訣|ポートフォリオなしでも内定を勝ち取る方法も参考にしてみてください。面接での逆質問対策はエンジニア転職で面接官の評価を爆上げする逆質問で詳しく解説しています。
実践的な学習環境の構築方法
セキュリティ分野は「手を動かして学ぶ」ことが特に重要です。自宅で構築できる学習環境の例を紹介します。
必須の学習環境セットアップ
- 仮想環境の構築:VMwareやVirtualBoxなどの無料ソフトを使い、Windows・Linux(Ubuntu、CentOSなど)の仮想マシンを作成します。メモリは16GB以上、ストレージはSSDが望ましいです。
- セキュリティ特化のOS:Kali Linuxはペネトレーションテスト用ツールが多く搭載されています。軽量なParrot OSや、ネットワーク監視に特化したSecurity Onionも選択肢です。
- 脆弱性のある練習環境:DVWA(Damn Vulnerable Web Application)やOWASP提供のWebGoat、実践的なCTF環境を提供するHackTheBoxなどが代表的です。
- 分析ツール:Wireshark(パケット解析)、Nmap(ポートスキャン)、Burp Suite Community(Web診断)、Splunk Free(ログ分析)などが定番です。
オンライン学習リソース
無料で使えるリソースとしては、IPAが毎年更新する「情報セキュリティ10大脅威」、NICTのサイバー攻撃観測プロジェクト「NICTER」、初心者向けCTFを提供するTryHackMeなどがあります。TryHackMeは無料プランでも基礎学習が可能で、有料プランは月額10ドル前後、年間契約であれば月あたり7.5ドル程度からとなっています(2025年時点の目安)。HackTheBoxについても学習コンテンツが充実していますが、2025年10月に料金プランの改定が行われているため、利用前に必ず公式サイトで最新の料金を確認してください。
本記事で紹介した学習ツールの料金は変更される可能性があります。利用を検討する際は、必ず各サービスの公式サイトで最新の料金プランを確認してください。
セキュリティ人材の採用に積極的な企業の傾向
外資系・国内のセキュリティベンダー、SOC/MSS事業者、コンサルティングファームなど、セキュリティエンジニアの採用ニーズがある企業は多岐にわたります。年収レンジは企業規模・役割・経験年数によって大きく異なるため、本記事で個別の企業名や年収額を断定的に示すことは避け、応募を検討する際は各企業の公式求人ページや転職エージェント経由で最新の条件を確認することを強くおすすめします。特に未経験からの応募では、SOC/MSS事業者(監視・運用系)が募集の間口が広い傾向にあります。
「どの企業が自分に向いているかわからない」という場合は、まず転職エージェントに相談し、自分の経歴で狙える求人の傾向を聞いてみるのが効率的です。ブラック企業を避けるためのチェックポイントはエンジニア転職で「ブラック企業」を回避する方法|未経験者が求人票・面接で見抜く10のコツでも詳しく解説しています。
未経験からセキュリティエンジニアになった人たちの体験談
以下は、未経験からセキュリティ分野へキャリアチェンジした方の一般的な事例をモデル化したものです。個々の状況によって結果は異なりますので、あくまで参考としてご覧ください。
ケース1:インフラエンジニアからSOCアナリストへ(20代・男性)
データセンターでのサーバー運用を数年経験し、夜勤と単調な作業の繰り返しに専門性を高めたいという思いを抱いていたケースです。夜勤明けの時間を使ってSecurity+の学習を進め、自宅にKali Linux環境を構築してHackTheBoxで練習を重ねました。もともとのインフラ経験と資格取得をアピールし、SOCベンダーから内定を獲得。研修制度が充実した企業を選んだことで、入社後の学習も継続しやすかったといいます。
このケースのように、「今の職場の働き方に限界を感じている」という段階で転職活動と同時に退職の準備を進めたい場合は、退職代行サービスを使って気持ちの整理をつけてから転職活動に専念する、という進め方も選択肢の一つです。特に手元の資金に不安がある場合は、後払い対応のサービスを検討するのも一つの方法です。
今すぐ会社を辞めたいけれど、費用が不安な方へ
「今すぐ会社に行きたくない」「まとまったお金がない」という場合でも、後払い対応の退職代行サービスなら、費用を気にせずまず相談することができます。
即ヤメの無料相談を見てみる
※相談は無料です。まずは今の状況を話すところから始めてみましょう。
ケース2:営業職から脆弱性診断士へ(30代・女性)
IT企業で営業職を数年経験し、顧客からのセキュリティ相談に技術的に答えられないもどかしさを感じていたケースです。オンラインスクールでWeb開発の基礎を学びながらOWASP Top 10を徹底的に理解し、Burp Suiteで脆弱性診断の練習を積みました。社内で技術職への異動を打診し、半年間の研修を経て診断業務にアサインされ、顧客対応で培ったコミュニケーション力を報告書作成にも活かして評価を得ています。技術と営業の両方に対応できる人材は、セキュリティ業界でも希少性が高い傾向にあります。
女性エンジニアとしての転職やキャリア形成に不安がある方は、女性のエンジニア転職はきつい?7つの理由と働きやすい環境の選び方や女性エンジニアの転職市場価値と成功事例も参考にしてみてください。
ケース3:プログラマーからペンテスターへ(20代・男性)
Webアプリ開発の経験を経て、自分が開発したシステムが攻撃を受けたことでセキュリティの重要性を痛感したケースです。開発経験を活かしてセキュアコーディングを学び、CTF大会に積極的に参加しながらOSCP+の取得に挑戦しました。レッドチーム演習のスペシャリストとして活躍する一方、副業でバグバウンティに取り組み、追加収入を得ているという事例です。このように経験を積んだ後は、フリーランスとして独立するキャリアパスも視野に入ってきます。
キャリアを広げる|フリーランス化・独立という選択肢
セキュリティエンジニアとして経験を積んだ後は、正社員としてキャリアを積み上げる道だけでなく、フリーランスとして独立する道もあります。特にペンテストや脆弱性診断のスキルは、単価の高い業務委託案件として扱われることも多い分野です。独立を検討する場合は、まずフリーランス向けのエージェントに相談し、自分のスキルでどの程度の案件が獲得できるのかを確認しておくと安心です。
フリーランスとしての案件探しには、IT・エンジニア特化のフリーランスエージェントの活用が近道です。IT求人ナビが選ばれる理由|AI自動マッチングで理想の案件を最速獲得【フリーランスエンジニア必見】やEBAフリーランスの評判と口コミ|業界最安マージンで月収100万円を実現する方法、社内SEとしての転職を目指す場合は社内SE転職ナビで客先常駐から卒業!定着率96.5%の理由と年収アップの実現方法も参考にしてみてください。
また、SAP関連の知見を組み合わせてキャリアの幅を広げたい方にはSAPフリーランスバンクで年収2倍!|月収100万円への道、より専門性の高い案件を探す場合はテックゲートエキスパートの評判は?エンジニアからITコンサルへ転職して年収200万円アップした実例を公開もあわせてチェックしておくと、独立後の選択肢を具体的に検討しやすくなります。基礎からのスキルアップを考えている方はRUNTEQ(ランテック)の評判は本当?プログラミングスクール3年連続No.1の実力を徹底検証や【完全マンツーマン対応】サムライエンジニアで叶えるエンジニア転職成功への最短ルート!も参考にしてください。
セキュリティエンジニアとして成長するための心得
- 常に攻撃者の視点を持つ:「自分ならどう攻撃するか」を考えることで、効果的な防御策が見えてきます。
- 最新の脅威情報を定期的にチェックする:JVN(Japan Vulnerability Notes)やIPAの発表情報などを定期的に確認する習慣をつけましょう。
- 手を動かして検証する習慣を持つ:理論だけでなく、実際に攻撃・防御を試すことで理解が深まります。
- 英語力を磨く:最新の脆弱性情報やツールのドキュメントは英語で公開されることが多く、基礎的な英語の読解力は役立ちます。
- 倫理観を忘れない:スキルを悪用せず、社会を守る立場としての意識を持つことが求められます。
- コミュニティに参加する:セキュリティ関連の勉強会やコミュニティでの人脈が、次のキャリアにつながることがあります。
- インシデント対応の経験を積む:実際の攻撃への対応経験は、キャリアの中でも特に価値の高いスキルになります。
まとめ|未経験からの一歩は、正確な情報から始まる
セキュリティエンジニアは需要が拡大している職種であり、未経験からでも挑戦できる間口(特にSOCアナリスト)が用意されています。ただし、「未経験からすぐに年収700万円」というような話は実態と異なるため、まずは正確な情報をもとに、段階的なキャリア設計を考えることが大切です。夜勤やインシデント対応の負荷といった現実的な側面も理解した上で挑戦することで、入社後のギャップを減らすことができます。
- セキュリティ分野の基礎知識(ネットワーク、Linux、攻撃手法の分類)を学び始めている
- CompTIA Security+など、まず取得すべき資格の学習計画を立てている
- Kali Linuxなど、自宅で使える学習環境を用意している
- SOCアナリストなど、未経験から挑戦しやすい職種を理解している
- 転職エージェントに相談し、自分の経歴で狙える求人の傾向を確認している
今のスキルで、セキュリティ分野にどれくらい挑戦できるか知りたい方へ
独学での学習と並行して、実際にどのような求人があるのか、今のうちに知っておくことは決して早すぎることではありません。エンジニア専門の転職エージェントに相談すれば、未経験可の求人や必要なスキルの目安を具体的に聞くことができます。
無料でキャリア相談してみる
※相談したからといって、必ず転職する必要はありません。
Q1. プログラミングができなくてもセキュリティエンジニアになれますか?
SOCアナリストなどの運用・監視系の業務であれば、プログラミングは必須ではありません。ただし、PythonやBashのスクリプトが書けると業務効率が上がり、キャリアの幅も広がります。まずは運用系の業務から始めて、徐々にスクリプトを学んでいくのがおすすめです。
Q2. セキュリティエンジニアへの転職に資格は本当に必要ですか?
未経験の場合、資格は「基礎知識がある」ことを示す材料として重視されます。特にCompTIA Security+や情報処理安全確保支援士は書類選考での評価につながりやすい資格です。ただし資格だけでなく、学習環境での実践経験やポートフォリオも合わせてアピールすることが大切です。資格の選び方に迷ったらエンジニア転職に役立つ資格とは?業界別おすすめ資格と取得のメリットを徹底解説も参考にしてください。
Q3. SOCの夜勤はきついですか?
24時間365日の監視体制のため、多くのSOCではシフト制の夜勤が発生します。夜勤手当がつく一方で生活リズムへの影響は避けられません。夜勤や過重労働が続いていて今の職場をすぐに辞めたい場合は、後払い対応の退職代行サービス「即ヤメ」のような選択肢もあります。
Q4. 女性でもセキュリティエンジニアになれますか?
性別による制約は基本的にありません。物理的な作業はほとんどなく、論理的思考と注意深さが重視される仕事です。詳しくは女性のエンジニア転職はきつい?7つの理由と働きやすい環境の選び方も参考にしてみてください。
Q5. 今の会社でパワハラや未払い残業代の問題を抱えている場合、退職代行は使えますか?
未払い賃金や損害賠償など法的な争いに発展する可能性がある場合は、労働組合型よりも弁護士型の退職代行を検討することをおすすめします。「弁護士法人ガイアの退職代行」のように弁護士が対応する窓口であれば、会社との交渉も含めて相談できます。詳しくは退職時に「損害賠償を請求するぞ」と脅されたときの正しい対応もご確認ください。

